2009 年 8 月 10 日 のアーカイブ

サマーウォーズ

2009 年 8 月 10 日 月曜日

見てきました。
一人で。
実家の帰りにレイトショーで。
…いいんです、何も言わないでください。

お話自体は、なんというか、思ってたよりもずっと良かったです。
以下、ストーリーのネタバレがありますので、これから見る予定の人は見ないでくださいね。





















高校二年生の小磯健二は世界数学オリンピック日本代表を逃し、同じ物理部の佐久間とともに、仮想世界「OZ」のメンテナンスをして寂しく夏休みを過ごすはずだった。一つ年上のあこがれの先輩、篠原夏希にアルバイトを持ちかけられて、彼女の実家、長野県上田市に行くことになるまでは。
篠原夏希の実家は武田家家臣の武士の流れをくむ旧家。曾祖母の16代目当主陣内栄を大黒柱に戴く大家族だった。
そこで健二は夏希の彼として紹介されてしまう。驚く健二に夏希は体調の思わしく無い曾祖母のために彼氏のフリをすることがアルバイトの内容だと打ち明けるのだった。

なんというか、栄おばあちゃんがいいです。私、こういう気っ風のいい女って、超好物なんですよね。亡くなる前の晩、健二に向かって花札勝負を持ちかける栄おばあちゃんは、いい女でしかも可愛かったvv
「彼氏のフリを頼むような子だけれど、私がこの勝負に勝ったら改めて夏希を頼んでもいいか」
健二が犯罪者ではないかと疑われている中で、その人の本質を見抜き認めるた上でひ孫を頼むという彼女は、本当に格好良かったです。

おばあちゃんの死後、仮想世界OZに潜む「学習欲」を持った自立型AIをめぐって女性陣と男性陣が対立。
祖母の仇をうたなければという男性陣と、葬儀の打ち合わせを優先する女性陣の対比が面白かったです。
そうそう、男ってこういう形にこだわる方で、女って良きにつけ悪しきにつけ現実的なんだよね〜(苦笑)
仮想世界対策のために機材をセッティングする男性陣をほっぽっておばあちゃんの荷物から訃報連絡リストを作る女性陣。あ、なんかホントにこう、ある意味リアル〜(爆)
そしてその荷物の中からおばあちゃんの遺言が。
不覚にも、おばあちゃんの遺言で泣きました…。
「何があっても家族でご飯を食べなさい」
でも、その遺言でホントに絶望的な状況なのにご飯食べ始めちゃう陣内家の人たちが、いい!
AIを追いつめるところまで、健二が全然活躍してなかったのが気になったんですけど、最後の最後に根性見せた健二。
格好良かったよー。
「できることをやり尽くすまでは諦めない」
健二の中にも栄おばあちゃんが何かを残していってくれたんだなぁ、みたいな。

なんか、聞くところによるとこの映画は賛否両論だそうですが(確かに、大気圏である程度は燃えたとはいえ、直径1mの物体が落下したら、その衝撃は温泉吹き出す程度じゃ済まないだろう、とかね。ツッコミどころは結構あったけどね)、私はお金払って見る価値はあったかな、と思います。
興味のある方は気が向いたら見てみてくだだいね〜。
制作委員会に日テレが入ってたから、そのうち日テレの金曜ロードショーでやるかもだけど(爆)