ごく一部の人には言ったかと思いますが、先週、製造部長からとあるアンケート用紙が配布されました。
「人員再配置に関するアンケート」
現在、大幅な赤字を計上している事業部の部員全員を対象に、人員不足事業所への人員再配置を行うことになりました。ついては、異動・転勤の要請が発生した場合、それに応じられるかどうか、事前にアンケートを取らせていただきたいと思います。なお、このアンケートに転勤できない理由を記載しなかったからといって、即転勤の対象になるわけではありません。
…というのが製造部長の説明でしたが、んなの、嘘に決まってんじゃんねぇ。
転勤するとしたらどの部署がいいとか、どんな業務内容がいいとか、単身赴任できるとか、家族も一緒に行くとか、そんなの書いちゃったら、書いた人から優先的に転勤の対象になるに決まってるじゃん。
しかも説明の仕方がえげつないよねー。
「転勤ができない場合、理由を下段に記入してください。例えば『母一人子一人で、母に介護が必要な状態になっている』などですね。まぁ、とはいってもサラリーマンですからね。『行け』と言われればね」
…それ、理由書いても「異動しろ」と言われたら断るなってことじゃんよ。
しかも、介護とかの理由でも異動できないとは限らないからね、と暗に脅してるじゃん。
なんだかなぁ。
製造部長の説明の後、Tさん(T長の男性社員)が「俺もまた名古屋に戻ることになるんかなぁ」と言いながら席に戻ったんですが、それに対してKさん(同僚の女性社員)が…。
「えー。Tさんがいなくなったら困るぅ」
…。
…ふーん。
自分が異動になるとはこれっぽっちも思ってないんですねー。
確かにね。
夫婦共働きで旦那が東京にいる人は異動の対象になりにくいよねー。
しかも、できることっつったら、かろうじて「デザイン」だけじゃ、受取手もいないだろうしねー。
…あー。
ある意味、自分をよく理解してるってわけか。『絶対異動しない』って。
なんか、納得なんだけど、納得したくないなぁ。
そして。
おそらく、独身で一人暮らししてる同僚の男性社員と私が、一番異動の確率が高いんだろうねー。
とりあえず、マンション購入後間もないことと、認知症の祖母のことを理由にして『異動できません』と書いたけど、どうなることか…。
『異動することになった場合、ローンの支払いに支障がでるようなら会社が補填してくれるんですよね』というのは、多分、脅しにはならないんだろうなぁ。
とりあえず、賭けに勝つことを祈ってます。